芥川賞と直木賞の行方は・・?

新年明けてしまいました。

先月から超多忙で書く暇がなく・・・

まあ、でも、自分のペースで続けていきます(笑)

亀さんペースですが、どうぞお付き合い下さいまし。


今日、新聞を見ていたら、次の芥川賞直木賞の候補作が

発表されていました。有名な賞なのでみなさんよく

ご存じだと思うのですが、

芥川賞直木賞は年に二回、1月と7月に選考会が行われます。

ベテラン作家さん達が、「ああでもないこうでもない」と

銀座や築地などで選評されるんですね。

ちなみに今年の候補作は、芥川賞が(敬称略)

鹿嶋田真希『女の庭』、墨谷渉『潰玉(かいぎょく)』

田中慎弥『神様のいない日本シリーズ』、津村記久子『ポトスライムの舟』

山崎ナオコーラ『手』、吉原清隆『不正な処理』

の6作品。

直木賞が(敬称略)

恩田陸『きのうの世界』、北重人『汐のなごり』

天童荒太『悼む人』、葉室麟いのちなりけり

道尾秀介カラスの親指』、山本兼一利休にたずねよ

のこちらも6作品。


わたくしが書店にいたときは、これが仕事だったのですが、

予測をみんなで立てていました。

そして、候補作の段階から山を賭けて受賞されるであろう作家さんの

作品を発注しておりました。

もちろんこれは、新直木賞作家さんだけ。

芥川賞は受賞してから単行本になることが多く、

稀に既に本になっている場合もありますが、

余程のトピックスがない限りあまり派手なことはしませんでした(笑)

過去には、平野啓一郎さんや、綿矢りささん、金原ひとみさんなどが

世間を騒がせましたね。


では、今回の予想、

やはり本命は、恩田陸さんと天童荒太さんではないでしょうか。

きのうの世界

きのうの世界

悼む人

悼む人

どちらも知名度は充分。恩田さんは何度も直木賞の候補になられています。

天童さんは、作品数こそ多くありませんが、骨太のしっかりした内容の

作品を多く描かれています。今回の作品も満を期しての力作だと

噂されているので、受賞作にはもってこいなのではないでしょうか。

もちろん、他の方が取られても全く遜色はありませんよ。

芥川賞は鹿嶋田さんと山崎さんが何度か候補に挙がっていたような気がします。

もしかすると、キャリア的にももう芥川ではなくなっているかも

しれませんね。立派なベテランと言えるでしょう。


選考会は今月15日。

ニュースでも報道される唯一の文学賞なので、

みなさんも是非注目していてくださいね!