小説持ってピクニック!!

今日はなんだか暖かいですねぇ・・

こうやって春に近づいてゆくのかなぁ(^^)

こんな時は、春を少し先取りしたいもの。

洋服やアクセサリーに春色を取り入れるように

小説にも取り入れちゃいましょう。


そんなわけで(!?)

今回おススメするのは、小川糸さんの小説です。

小川糸さんはご存知の方も多いと思いますが、

Fairlifeのメンバーのお一人で作詞家さんでもいらっしゃいます。

作詞家の時は「春嵐」というお名前で活動されているそうです。

作家デビューは今から10年程前の1999年。

リトルモア』という雑誌で『密葬とカレー』という作品を発表されました。

こちらの作品は単行本になっていないようで、

今現在とても読むのが難しい作品になっていると思います。

私も読んだことがないのですが、「美味しそう」な作品名ですね(笑)

小川さんは、その後も絵本なども執筆され

小説としては、『食堂かたつむり』『蝶々喃々』『ファミりーツリー』(すべてポプラ社

の3作を発表されています。

食堂かたつむり

食堂かたつむり

喋々喃々

喋々喃々

ファミリーツリー

ファミリーツリー


小川糸さんの作品は、どれも「ほんわかと温かい」んです。

作風としては、川上弘美さんや江國香織さんと少し似ているところがあると思います。

小川さんの人柄がそのまま表れた感じのする作風なんですね。

それともう一つ、小川さんの作品に共通しているのが、「食べ物」。

きっと小川さん自身がお料理が好きで上手なんだろうなぁ・・と思わせる

美味しそうな食べ物がたくさんたくさん出てくるんです。

これがとっても素敵。

食堂かたつむり』に出てくる本は、それだけで本にもなっていますので

そちらをチェックしてみるのもいいですね。


わたしが小川さんの作品の中で一番好きなのは『蝶々喃々』。

小説の舞台が根津、入谷で、きものを扱う女の人が登場するっていうだけで

好きになってしまいました(笑)

ストーリーとしては、不倫もの?とも言えるのかもしれませんが

小川さんの筆のタッチで全くそんな印象を与えない作品に仕上がっています。

世の中がどんどん進化してゆくなかで、

主人公の女性のようなアナログ的な生き方をすることは

わたし自身の「夢」なのかもしれません。

パソコンがなくっても携帯がなくっても

美味しいもの作って、好きなものに囲まれて、親しくできる人がいたら

それだけで幸せ!ですよね(笑)

わたしもそんな風に生きてみたいです。


小川糸さんの作品は、筑摩書房の名物編集長さんがテレビで推薦されたことで

よく売れていると聞いています。

ええ、ええ、糸さんの作品を多くの方が読んで癒されて欲しいものです。


食堂かたつむり』は柴咲コウさん主演で映画化され

もうすぐ公開予定ですね。(2月6日より)

こちらも映画を見る前に、原作を是非読んでみて下さいね。

「食べることは生きること。

だから、美味しいものを食べると人生も豊かになる。」

と、私は信じています。

是非、映画共々チェックしてみて下さいね!